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第107回番組審議委員会

番組審議に先立ち、社長交代の挨拶と前回番組審議会後から今までのFMくらしきの行事説明を行った。その後、審議委員の皆さまから「モーニングくらしき」のご意見を伺った。

開催年月日令和4年8月31日(水)10:00~12:00
開催場所倉敷アイビースクエア

ご意見1

気づいた点としては、ニュース・天気予報・交通情報を繰り返し読まれていたので、2時間全部聞く人というのはあまりいないのではといった考え方をした時に、そういった対応は非常に良いと思う。情報発信がきちんと出来ている。また、豆知識的なコーナーがあり、あまりネットでは見ないような情報を取り上げていたので、面白いと思った。

ご意見2

ニュース・天気予報・交通情報はもちろんだが、季節の様子や情報などを上手く伝えていて、とても新鮮に感じた。特に前澤氏は、そういう部分を意識して話しているような感じがして好感が持てた。これからも移りゆく季節の様子をたくさん話して頂けるとリスナーは嬉しいのではと思う。

ご意見3

通勤でクルマを利用しているのですが、だいたい朝8時前後から10分程度しか聞けないので、ニュース・天気・道路情報くらいしか聞けない。今回音源で全体を初めて聞いて、改めて構成を知ることが出来た。必要な情報を繰り返し伝えている部分に関しては、ずっと2時間聞いている人にとっては少々しつこいかと思ったが、通勤時間帯ということを考慮しての対応だと理解できるので、その部分はこの構成で良いと思う。

ご意見4

私も同じく通勤時間の朝10分くらいを毎日聞いているのですが、感じた部分は、コーナーからコーナーへ移るところでも時刻を行ってもらえると安心するしありがたい。朝、分刻みで動いている人にとっては非常に嬉しいのではと思う。山陽新聞ニュースに関しては、朝から新聞を読めない、読む時間がない人にとっては本当にありがたい。もう少しボリュームが欲しいかなとも思う。また、自分のカーステレオが悪いのか電波状況が悪いのかわからないが、曲やCMが空けてトークが始まると、声がくぐもっているように聞こえる事がある。

局の見解

朝の番組は、「このコーナーの始まりはこの時間」という事を意識していて、確実に実行するように心がけている。時刻を言うか言わないかは個人で色々あるのですが、このコーナーが始まったら何時くらいという時間感をリスナーの皆さんには感じて頂けたら良いなと思って放送している。ニュースの情報量という部分は、あまり問題ないと思うが、スピードの部分についてはなかなか難しい問題。早く喋れば聞き取れないという事もあったりするので課題である。審議会で委員の皆さまからよく言われる「世界の情報を」という事だが、地域もしっかりと伝えながらも世界の情報もやはり必要な昨今なのではと思っている。もう少ししっかりと伝えていきたいと思う。話す声がくぐもっている問題は、もしかしたらコロナ対策でマスクをして放送していることが影響していると思われる。

ご意見5

全体の意見としては、朝、多くの方は何かをしながら聞いていたり、2時間全部聞く人も何かをしながら聞いていると思うので、その時間帯に重要なトピックスが繰り返し放送される事は良い事だと思う。時報の話は、私も気になってはいたが、どちらかといういうと8時台に多いような気がする。ニュースに関しても、どのようにして記事を選ぶのか気になったが、山陽新聞から送られているデータから選ぶという事が今回判明し、事情を理解した。前澤氏の声にしても、今回の会議で疑問が解消された。他局はわからないが、FMくらしきは天気予報を非常に丁寧に伝えていると思う。それは、局の方針なのか、この番組が特に意識して伝えているのだろうかという事が疑問として浮かんだ。

局の見解

天気予報は、コミュニティーFMという事で、エリアごと、時間ごとにかなり細かく伝えている。特に朝と夕方の番組は、通勤時間、帰宅時間でもあり徹底してお伝えしていると思う。

ご意見6

今やいただいたCDを聞く端末がないため、カーステレオで聞いていたが知らない間に3回ループして聞いていたようだ。自分自身、天気やニュースなどはほとんど聞いていないという事がわかった。正直、車で番組がかかっていてもあまり気に留める事はないし、違和感がないというか逆に耳に馴染んで、それはそれで良い番組なのだなと思ってしまった。いつもと同じ日常にFMくらしきはあったのだと再確認した。少し気になったのは、音楽とトークの声の音量が違っていて、自分でボリュームを調整しながら聞いた。これはどういう事なのだろう?

局の見解

時代の変化によって変えなければいけない事と変わらない事で良いなと思う事がラジオにはあって、天気は今やスマートフォンなどで調べればすぐわかる時代になっている。とはいえ、皆が調べられるわけではないので、今後はどのように伝えていくかが課題になる。ラジオは声のメディアなので、時間を区切ったり先まで天気を伝えてしまうと、なかなかわかりにくい部分はあるのかなと改めて知る事ができた。曲と声のバランスの件は、ミキサーの仕事の部分になるのですが、個人差や癖があるのは事実。しかし、そういった意見が出たとうい事はミキサーに伝えておかなければならないと思っている。

ご意見7

全体を聞かせていただき、変な意味ではなく特に何も気にならなかった。平均的な朝の番組で耳馴染みが良かった。気がついた点は、ニュース以外の部分は、少しゆっくり目に話されていた。これは意識しているのかなと思い、個人的に好感が持てた。朝の番組は数多の方が聞いていらっしゃるし、朝から騒がしい放送はどうかなと思っているので、とても聞いていて心地よかった。浅野さんの声はとても良い声だと思う。2人とも爽やかな感じの声が良い。時刻の件に関しては、私は適度で聞きやすい。また、市民生活していく上での必要な情報も伝えてくれるのでありがたい。個人的には正直一日中この番組でも良いと思うくらい、気持ちの良い番組だった。

ご意見8

今回の課題を頂いてから、今まで他局だったが朝はずっとこの番組を聞いた。聞き始めてとても面白いと思った。構成もわかりやすく、私は前澤氏の放送がとても聞きやすかった。朝刊拾い読みのコーナーは、各紙の言いたいことが伝わってきて聴き応えがあった。また、リスナーのラジオネームを結構番組内で言っているところも面白い。曲当てクイズ的なコーナーは、結構ヘビーリスナーを取り込もうとしているのか、色々と趣向を凝らされているように感じた。流れるようなコーナーの中に、突如リスナー参加型のコーナーがあり、メリハリがあって個人的に楽しませてもらった。

ご意見9

情報の意外な気づきや出会いがあるというのは、ラジオならではと思っている。番組を聞いていて、ニュース・天気・道路情報というのが、いわゆるキラーコンテンツだなと思った。ここをどういう形で充実させていくのか、またどういう視点、どういうジャンルで伝えるのか、放送局が苦心するのはここなのだろうと感じた。ところが、このキラーコンテンツは、今の時代ネットのほうに動いているので、今後音声メディアとしてどうやっていけば良いのかというのが課題だろう。また、情報や今日のスケジュールといった部分が、県域との差別化の重要なコンテンツなのだろうと思うが、何となく市役所よりとうい感じが否めない。この手の情報収集は非常に大変だが、意外な情報に出会える番組の特性を考えた上で、もう少し琴線に響く情報を滑り込ませたら良いかなと、そういうイメージを持った。

局の見解

たくさんのありがたいご意見に感謝している。クイズ形式のコーナーに関しては、リスナーとの距離感を大事にしていて、コミュニティーFMという事で、より皆さんの近くにとは思っているが、バランス感覚というのはとても大事で身内だけの放送にならないようにしていかなければならない。そのあたりは、パーソナリティーの技量が問われる部分だ。また、チョイスする情報については、多くの方が前向きになれるようなものを比較的選び、テレビやネットに負けないようにな番組を作っていきたいという思いを持ってやっているようだ。リスナーにピン!ときてもらえるような物を、努力して選んでいると思うので、頂いた意見をありがたく伝えようと思う。

第106回番組審議委員会

番組審議に先立ち、大久保社長より番組審議会、FMくらしきの説明後、新委員の皆様の自己紹介、そしてFMくらしきへのご意見、審議会への意気込みを伺った。

開催年月日令和4年5月18日(水)10:00~12:00
開催場所倉敷アイビースクエア

ご意見1

昨年、川辺地区に特化した記録誌を作成した。平成30年7月豪雨を受け、川辺は大変な被害を受けたが、真備全体の様々な災害の事や復興については、市や社協がまとめて下さっているが、地元民は自分の住んでいるエリアがどうだったのかという事を知りたいものだ。同じ真備でも、全体ではなく自分の住んでいる川辺の状況が知りたい人は多い。放送局の情報もそういった細部の情報を流して欲しいと思っているので、ぜひ地元くらしきの情報を豊富に取り上げていって欲しいと思う。

ご意見2

いつも聞けない時間帯の番組や、名前は知っていたけれど聴いたことがなかった番組など、審議会の対象になればDCを送ってもらって聴くことができたり、審議委員になれば色々とFMくらしきを知る事が出来て良かったと思っている。地域の情報を繋ぐことや育てるという意味で、番組審議会も番組に対する審査のような質疑応答しながら進めるわけだが、どちらかというと、ともに育てると言うとおこがましいが、どうやったらFMくらしきが良くなるかという事を、毎回審議会で考えていけたら良いなと思っている。今期も何卒よろしくお願いします。

ご意見3

倉敷に移り住む前から比較的ラジオは聞いていたので、何となく車に乗るとラジオを聞いたり、少し時間が出来たらラジオを行くような生活そしている。初めてFMくらしきを聞いた時は、「なんてどローカルな話をしているんだろう!」という驚きがあり、自分が聞いてきたようなラジオとは全然違っていた。FMくらしきの放送を聞いていると、自分の住んでいる近くや、場所がすぐ理解できるようなものなど、とても地域に寄り添ったような放送内容だなと思っている。初めてきくとアウェイ感があるかもしれない。初心者向けと言うより、どちらかというと聞き込んで好きになっていく放送局なのかなという印象。ラジオを聞いている人達の顔が思い浮かぶような、地域に寄り添ったラジオだと思う。また、地元の人が使う方言、例えば「すごい」を「ぼっけー」とか「でーれー」など、岡山の人はこれをどう使い分けているのか説明したり、方言を多言語化して表現してみるなどちょっとしたミニコーナーを作ってみるのはどうだろうか?地元に愛着を持っていただけたり、若い人の感覚で、学生さん達と作ってみたりすれば、聞いてみようかな?という気になったりするのでは。

ご意見4

倉敷市の面から言うと、真備の災害の際には、市民の方々に情報を伝える手段というものがあまりなかったりするので、そういった時にラジオで発信していただけたら非常に皆さんの役に立つのではと思う。ラジオというのは、比較的いろんな世代の方々が使いやすい媒体なのではと思っている。個人的な面だと、倉敷素隠居保存会で番組を持っており、素隠居のような存在でも番組が持てたり、大きな局では出来ない継続して出演する事により、自分たちに関わる人達が出ているとか、聞いたことがある声が聞こえてくるというのは、ラジオを聞いている人としてはとても親しみが湧くので、そういった所を活かしながら地域のつながりをどんどん増やしていけたら良いと思う。

ご意見5

番組ごとのリスナー層みたいなものはわかるのだろうか?どれくらいの年齢の人が聞いているのかなどが知りたい。自分はNPOの活動をしていて、障がい者の保護者の方にNPOの存在や活動の内容などを知っていただかないといけないため聞いてみた。様々な音声メディアなどの告知方法で発信することにより、ある程度存在は知っていただけているが、未だどうしても届かない層があり、それが比較的年齢の高い方々だ。ラジオは、情報がずっと流れていて、そこから普段耳にすることがなかった情報に触れる機会になる。そこの部分は自社はやれていなかった部分だと思う。ついで聞きというのは結構大事なのかもしれない。

局の見解

FMというと若者が聞くというようなイメージだが、FMくらしきに関してはそうではないかも。現場からの意見として、大体40代~50代くらいが比較的メールが多い。もちろん様々な年齢の方が聞いて下さっているが、自社番組に関して10代の方がすごく聞いているかというとそうは感じられない。J-Wave(東京)などのネット番組は聞いているかもしれないが。高校生が参加する番組などの制作も自社で行っており、若い層に届けられるようトライしている所だ。現在は、パーソナリティーの年齢プラス・マイナス15歳くらいの方が聞きやすいのかなというイメージ。後は、年齢ではなく「生活」や「倉敷」似関心のある属性の方が聞いているような感じ。あらゆるメディアがある中で、やはり倉敷が知りたい、近くに感じたいという方が聞いているように思う。

ご意見6

比較的FMくらしきは以前から聞いている方だと思う。児島から月に1回番組を放送している時もあり、聞いていた。機会があれば、ぜひまた児島から番組をしたいと思う。2025年までに児島の街は、コンパクトシティとして、風の道を整備したり、鷲羽山レストハウスがリニューアルするなど、児島から下津井へ抜け、鷲羽山へ抜ける道を形にして一体化するなど、様々なリニューアルを行っていく。番組を通じて、児島の街づくりを、広報として取り上げていただければありがたい。

ご意見7

ラジオをはじめとして、メディアというものは非常に厳しいと思っている。いろんなチャンネルがあり、全国の放送局、ラジオ番組があるわけで、その中で選ばれるというのは、運営している会社として非常に大変なのではないかと思う。営利性を追求するのと、公共性を追求するのと、どちらもある程度維持しないといけない所が非常に難しそうだ。自分は、聞きやすい番組を比較的聞き、聞きづらい番組は変えてしまう。FMくらしきの番組は、パーソナリティーの方が、地元の方々の魅力を引き出し、どんなふうに聞きやすくコーディネートしてくれるのかが楽しみだ。

ご意見8

自分とFMくらしきとの関係はかれこれ15年くらい前に、街づくり関係のNPO法人の事務局をしていた時、番組をNPOのが持っていたので、その時に一緒に出演させていただいたりした。また、真備の災害の際に、勤務している大学の学生たちが、緊急告知ラジオの利用方法や、どうやったら利用が拡大するのかなどの話し合いをした事もある。いま、自分の立場(教育の立場)から話すと、資料を拝見し、若者のラジオ離れが激しいという部分も考えた時、学生たちを見ていると、ラジオどころかテレビも見ない。全てYou Tubeやオンライン上のコンテンツ動画などで完結しているように思う。そういう所を考えていくと、ラジオを聞く必然性を作っていかないとダメなのかなという事を感じている。倉敷市と学校とFMがタッグを組むことができたら、なにか新しいしくみや、地元に対する愛着が湧くような仕掛けが出来たり、もしかしたら関係人口まで増やすことが出来るのではないかと思ったりしている。

第105回番組審議委員会

番組審議に先立ち、鴨井副社長と中村常務より前回の番組審議会以降の行事説明、25周年の取組みの説明後、皆様から「FMくらしきについて」のご意見を伺った。

開催年月日令和4年3月9日(水)10:00~12:00
開催場所倉敷アイビースクエア

ご意見1

今期は新型コロナ感染症のせいで、オンラインやリアル会議などがあり、思いの外オンライン会議は好感触であった。画面に向かって話すという行為が、どことなくラジオで話すという感覚に近いように思えた。25周年プロジェクトでのラジオドラマは、30年後の真備が舞台で、将来の真備が見えるようだった。非常にかんがえさせられるドラマだった。この災害を風化させず、伝えていってほしい。リアルな現実を電波にのせて伝え続けていっていただきたい。

ご意見2

3年間ありがとうございました。審議委員の3年間で、とてもFMくらしきに興味がわき、聞く回数も格段に増え、なにより月に1回番組を持つようにもなった。ゆるく地元を紹介する番組だが、玉島の空気をそのまま番組にしたような感じでこれからもできたらと思う。ベーシックな部分ではリスナーに寄り添った情報や、防災、ためになる話をFMくらしきには発信し続けていただきたいと思っている。

ご意見3

この3年間で番組を聴かせていただいたり、会議に参加させて頂いたりして、FMくらしきという媒体を生活の一部になってきたような感じだ。朝起きて歯を磨くような感じ。審議委員を終了しても、毎日とはいかないが少し意識をして聴かせていただこうと思う。地域の中で地域の事を掘り下げて広げていくという事も大切だが、世の中で起きている事、世界中の事をどう地域の中で取り組んでいくかという考え方を、今までの防災の取り組みから更に広げていっていただけたらと期待と思いを寄せている。

ご意見4

審議委員としての3年間で、私の生活も変化がたくさんあった。この3年間で真備に中継局ができ、今まで車でしか聞けなかったラジオが家の中でも聴こえるようになり、FMくらしきを非常に近くに感じるようになった。とてもありがたいなと思う。真備の復興の様子も数多く取り上げていただいていて、感謝している。また、個人的にも、ラジオドラマに参加させていただき、良い思い出になった。ほっとする情報や、パーソナリティーの声に癒やされ、自分にとって日々の潤いを与えてくれるのがFMくらしきなのだと感じている。

ご意見5

審議委員になったことにより、FMくらしきをより深く知ることができ、興味を持って番組を聴くことができた。本当に地域に密着した様々な取り組みをしているのだなという事が改めてわかり、ぜひ続けていって欲しいと思う。最近はSNSなどの発達により、ラジオに触れる機会がなくなってきているので、ぜひラジオに触れる、特にFMくらしきに触れる機会というものが、街に沢山あったらと思う。「ラジオは余白、空間を自分たちで考えるツール」として、日常に必要なものなのではないかと考えている。色々な人達が色々なツールで発信できる時代になってきているので、FMくらしきとしての「質の担保」という事もとても大事になってくる。放送局として、放送にクオリティーをアップすることで、個人で発信する人たちも出演したい、関わりたいと思うようになってくるのでは。

ご意見6

委員長を3年間務めさせていただき感じた事は、審議委員の皆さんが出された課題に対して真摯に受け止め、真剣にFMくらしきの事を思い発言して下さっていた事。委員長としてとても助かった。「裏番組審議会」は非常に楽しかった。事業者サイドのいない場所での言いっぱなしの審議会だったので、非常に面白く、大胆な意見もあり、きっと将来やってくれるのではないかなと期待している。あのような企画は、今回だけでなくこれからもやっていただけたら面白い。また、「高校生トークセッション」は、高校生だけでなく様々な年代のものがあっても良い。様々な年代の人達が集まって、いろんな事ができる。そういう場がFMくらしきにあって良いと思っている。5年の審議委員の期間、非常にFMくらしきを身近に感じさせていただいた。これからは、外からではあるが、ネットラジオなどを通じてFMくらしきを聴いていきたいと思う。

局の見解

第12期の皆さんとは、最も長いお付き合い、普通は2年だが3年間務めていただき、貴重なご意見を特に多く出していただいた期でもあった。この3年間、本当に様々な事が起こった時期だと思う。世の中がそんな中、弊社は昨年末の12月に25周年をなんとか迎えられ、感慨深く思っている。今期の間に番組を始めて下さったかた、真備には中継局ができ、車でしかFMが聞けなかったのが家でも聞けるようになったという話には感動した。また、きちんと3年間分の資料をファイリングして下さった方もいた。第100回の審議会の時に出して下さった、25年後のFMくらしきの未来像を少しづつでも形にできたら良いなと思い始めた時期でもあった。コミュニティーラジオの時代は無くなる事はないだろうと思っているが、実に存在価値というものを市民の方々とともに作り、社会のインフラとしてコミュニティーラジオが残っていければ、SDG’sの大合唱の中で何らかの役割をFMが分担して存在感を見せていくということは、真面目に放送をやっていけば必ず習慣になっていくと思っている。物凄いスピードで世界中が動いているこの時期に、昨年9月、国連のSDGメディアコンパクトに、コミュニティーFM局として初めて加入したというのは、1つの記念になったと思うし、「高校生トークセッション」もそのメディアコンパクトの考え方に沿って、SDG’sを応援する舞台として各地域、各国にそういうメディアが連携しているのだという事を示す場となっていたので、ぜひこういう動きを皆さんと共に進めていけたらと思う。良い街には良い美術館、良いホテル、良い管弦楽があり最後には良い放送局があるという事を、将来の倉敷のリーダーが語れるような、そういう局でありたいという事を皆さんの話をききながら感じた次第だ。今後とも皆さんのお力添えで、そうなれるよう進んで行く所存ですので、相変わらずご支援をよろしくお願いしたい。