第110回番組審議会

番組審議に先立ち、前回番組審議会後から今までのFMくらしきの行事説明を行った。その後、審議委員の皆さまから「週刊くらしきハッピーレディオ」のご意見を伺った。

開催年月日 令和5年7月5日(水)10:00~12:00
開催場所 倉敷アイビースクエア

ご意見1

全体を通して安心して聞け、4時間すっと終わった感じ。催しの紹介が多いが、内容や趣旨を上手くゲストから聞き出していた。ゲストは素人なのだが、どのような注意を払いながら話を引き出しているのか教えてもらいたい。ゲストによって話し方が変わるような気がする。内輪ネタが多いのはあまり気にしないが、そのネタをわかりやすく紹介してもらえると、レギュラーリスナーでなくても内容がわかりやすいかなと思う。

ご意見2

この番組を4時間ずっと聞くという事がまずないので、初めて全部聞いたが、話し方が快活で聞いていてテンションが上がる。気持ちが明るくなる番組。多数のゲストが出演するが、大谷さんは本当に詳しく催しを調べており、内容をよく知っていてゲストの方とのトークも上手い。伝える力があり内容が理解しやすかった。メッセージテーマはとっつきやすく送りやすいものだった。音楽に関しては若い方が聞くような音楽が多く、個人的には難しい。

ご意見3

4時間は聞く人もする人も長いし大変だなと率直に思う。大谷さんは、水曜と木曜の2時間とこの番組を担当しているが、もっと出演している印象。1週間番組をしている印象だったが、そこまでではなく、やはり金曜日4時間の長時間の印象がとても強い。各コーナーも個性が出ていて、「これは第何週の放送だな」と聞いてわかる内容に組み立てられていると思った。内輪ネタに関しては、少し気になるが、番組が盛り上がっているのならまあ良いかという印象。

ご意見4

全体的に結構踏み込んだ私事を話すので、聞いていてヒヤヒヤする反面、共感する部分が多いし聞きやすい。大谷さんという人物の顔が見えるトーク。4時間通してとても楽しく聞いた。ゲストによってテンションが違う事もあったが、それは仕方ないのでは。

ご意見5

大谷さんらしさ、コミュニティFMとしての気軽さ身近さが伝わり楽しく聞けた。特にオープニングトークの六本木の話やFMラジオ補助金制度の話は、大谷さんを知っているからこそより面白く聞ける。そういった部分で、コミュニティFMとして、さまざまな機会にリスナーとの距離を縮めることが重要なのだと感じる。ラジオでのメッセージのやり取りもそうだが、公開録音や公開生放送、イベントなどがそうした機会だと思う。番組の感想としては、全体を通して元気よく楽しく聞けた。ゲストの男女比がもう少しとれていれば、メリハリがついたかなという印象。

ご意見6

オープニングトークが15分ほどあったが長く感じなかった。全体的にスタジオの和やかな雰囲気が伝わってくる印象。4時間という長時間番組だからこそ、番組の流れを聞いてリスナーはゆっくりとお便りを送れる点は良い。イベント紹介は、単なる案内ではなく地域との関わりも含めた説明があり興味深かった。この番組は、自社制作の中でも最長のようで、毎週4時間に及ぶ放送は大変な仕事だと感じたが、大谷さんの話術で最後まで飽きさせない放送であった。敢えて細かい点を言うならば、内輪ネタが多かったように感じた。レギュラーリスナーであれば、内輪ネタが逆に魅力的なのだろう。どう塩梅を取るかが難しいところだ。

ご意見7

大谷さんの話術は素晴らしかった。メッセージテーマも、今の時代にタイムリーなメッセージテーマをセレクトしていると思う。気になった点は、イベント紹介などいろいろあったが、問い合わせ先などは丁寧に伝えた方が良い。「検索してください」という事を言われても、若い人は大丈夫だが、ネット難民といわれる方々、検索できない人も意外と多いので。全体的な意見は、大谷さんはパーソナリティとして安定感があり、メッセージテーマのセレクトも良い。内輪ネタはまあ良し悪しで、4時間という時間は少し長いかなというイメージ。

局の見解

内輪ネタが多い件については、社内で聞いていてもそう思う。確かにこの件に関しては良し悪しだが、それが彼の特徴であり、そういった部分を生かして番組を作っているのであればそ思う1つの手法なのかなと思う。大谷は社内でも1番の情報通だと思うがそれを全く外に出さない人。何を話しても大体知っている事が多い。とても勉強していると思う。音楽が若者向けという件は、恐らく今はどの番組も若者向けの音楽が主流になっていると思うが、なるべく皆さんにわかりやすい選曲をするよう気を付けていこうと思う。日によってテンションが違う件については、喋りてはロボットではなく人間であり、その人がその人の個性を出すだけで、その人がたまたま体調が悪くてテンションが低い日があっても、それはやむを得ないのではないかと思う。あくまでも喋っているのは倉敷に住む、同じような人間であるという事が表れているのでは。私事に共感したり、個の世界に突っ込んで話をしているといった件は、ラジオというのは非常にそういう世界だと思っており、テレビにはないラジオ独特のものだと思っている。そういった部分をもっと生かせたらと思う。皆さんからいただいた、4時間は長いという意見、たぶん4時間続けて聞くというのは審議委員の皆さんとヘビーリスナーの方々だけだと思っているので、そこは聞ける時に聞ける時間だけ聞いていただくのがベストだと思う。

ご意見8

リスナーからのメッセージはどのくらい来るのか?リスナーからのメッセージに対する大谷さんのコメントが面白いので、もう少し聞きたいと思う。コメントの応酬というか、話しをもっと膨らませて欲しいと思う時がある。

局の見解

恐らく20~30通くらいだと思うが、ちゃんとした数字はわからない。1人で何通もというパターンもある。印刷をする時間はないので、すべてPC上のものを読むのだが、読む順番やタイミングなどのバランスを取るのも、あの番組は難しい。毎週やっているからこそ、わかっているのであって、上手くこなしているのだという気がするが、そうとうエネルギーを使うのでは。また、ラジオというのは時間が限られていて、その中である程度時間調整しながら進めていく。ゲストの方が入る部分はある程度時間が読めるが、それ以外はすべて恐らくフリートークと音楽とメッセージ紹介になる。その中でメッセージというのは時間調節代になる可能性が高く、沢山来ていたら1人のメッセージを膨らますよりも、より多くのメッセージを紹介してあげたいという気持ちになる可能性が高い。ただ、そういった希望もあったという事は本人に伝えておこうと思う。