第105回番組審議会

番組審議に先立ち、鴨井副社長と中村常務より前回の番組審議会以降の行事説明、25周年の取組みの説明後、皆様から「FMくらしきについて」のご意見を伺った。

開催年月日令和4年3月9日(水)10:00~12:00
開催場所倉敷アイビースクエア

ご意見1

今期は新型コロナ感染症のせいで、オンラインやリアル会議などがあり、思いの外オンライン会議は好感触であった。画面に向かって話すという行為が、どことなくラジオで話すという感覚に近いように思えた。25周年プロジェクトでのラジオドラマは、30年後の真備が舞台で、将来の真備が見えるようだった。非常にかんがえさせられるドラマだった。この災害を風化させず、伝えていってほしい。リアルな現実を電波にのせて伝え続けていっていただきたい。

ご意見2

3年間ありがとうございました。審議委員の3年間で、とてもFMくらしきに興味がわき、聞く回数も格段に増え、なにより月に1回番組を持つようにもなった。ゆるく地元を紹介する番組だが、玉島の空気をそのまま番組にしたような感じでこれからもできたらと思う。ベーシックな部分ではリスナーに寄り添った情報や、防災、ためになる話をFMくらしきには発信し続けていただきたいと思っている。

ご意見3

この3年間で番組を聴かせていただいたり、会議に参加させて頂いたりして、FMくらしきという媒体を生活の一部になってきたような感じだ。朝起きて歯を磨くような感じ。審議委員を終了しても、毎日とはいかないが少し意識をして聴かせていただこうと思う。地域の中で地域の事を掘り下げて広げていくという事も大切だが、世の中で起きている事、世界中の事をどう地域の中で取り組んでいくかという考え方を、今までの防災の取り組みから更に広げていっていただけたらと期待と思いを寄せている。

ご意見4

審議委員としての3年間で、私の生活も変化がたくさんあった。この3年間で真備に中継局ができ、今まで車でしか聞けなかったラジオが家の中でも聴こえるようになり、FMくらしきを非常に近くに感じるようになった。とてもありがたいなと思う。真備の復興の様子も数多く取り上げていただいていて、感謝している。また、個人的にも、ラジオドラマに参加させていただき、良い思い出になった。ほっとする情報や、パーソナリティーの声に癒やされ、自分にとって日々の潤いを与えてくれるのがFMくらしきなのだと感じている。

ご意見5

審議委員になったことにより、FMくらしきをより深く知ることができ、興味を持って番組を聴くことができた。本当に地域に密着した様々な取り組みをしているのだなという事が改めてわかり、ぜひ続けていって欲しいと思う。最近はSNSなどの発達により、ラジオに触れる機会がなくなってきているので、ぜひラジオに触れる、特にFMくらしきに触れる機会というものが、街に沢山あったらと思う。「ラジオは余白、空間を自分たちで考えるツール」として、日常に必要なものなのではないかと考えている。色々な人達が色々なツールで発信できる時代になってきているので、FMくらしきとしての「質の担保」という事もとても大事になってくる。放送局として、放送にクオリティーをアップすることで、個人で発信する人たちも出演したい、関わりたいと思うようになってくるのでは。

ご意見6

委員長を3年間務めさせていただき感じた事は、審議委員の皆さんが出された課題に対して真摯に受け止め、真剣にFMくらしきの事を思い発言して下さっていた事。委員長としてとても助かった。「裏番組審議会」は非常に楽しかった。事業者サイドのいない場所での言いっぱなしの審議会だったので、非常に面白く、大胆な意見もあり、きっと将来やってくれるのではないかなと期待している。あのような企画は、今回だけでなくこれからもやっていただけたら面白い。また、「高校生トークセッション」は、高校生だけでなく様々な年代のものがあっても良い。様々な年代の人達が集まって、いろんな事ができる。そういう場がFMくらしきにあって良いと思っている。5年の審議委員の期間、非常にFMくらしきを身近に感じさせていただいた。これからは、外からではあるが、ネットラジオなどを通じてFMくらしきを聴いていきたいと思う。

局の見解

第12期の皆さんとは、最も長いお付き合い、普通は2年だが3年間務めていただき、貴重なご意見を特に多く出していただいた期でもあった。この3年間、本当に様々な事が起こった時期だと思う。世の中がそんな中、弊社は昨年末の12月に25周年をなんとか迎えられ、感慨深く思っている。今期の間に番組を始めて下さったかた、真備には中継局ができ、車でしかFMが聞けなかったのが家でも聞けるようになったという話には感動した。また、きちんと3年間分の資料をファイリングして下さった方もいた。第100回の審議会の時に出して下さった、25年後のFMくらしきの未来像を少しづつでも形にできたら良いなと思い始めた時期でもあった。コミュニティーラジオの時代は無くなる事はないだろうと思っているが、実に存在価値というものを市民の方々とともに作り、社会のインフラとしてコミュニティーラジオが残っていければ、SDG’sの大合唱の中で何らかの役割をFMが分担して存在感を見せていくということは、真面目に放送をやっていけば必ず習慣になっていくと思っている。物凄いスピードで世界中が動いているこの時期に、昨年9月、国連のSDGメディアコンパクトに、コミュニティーFM局として初めて加入したというのは、1つの記念になったと思うし、「高校生トークセッション」もそのメディアコンパクトの考え方に沿って、SDG’sを応援する舞台として各地域、各国にそういうメディアが連携しているのだという事を示す場となっていたので、ぜひこういう動きを皆さんと共に進めていけたらと思う。良い街には良い美術館、良いホテル、良い管弦楽があり最後には良い放送局があるという事を、将来の倉敷のリーダーが語れるような、そういう局でありたいという事を皆さんの話をききながら感じた次第だ。今後とも皆さんのお力添えで、そうなれるよう進んで行く所存ですので、相変わらずご支援をよろしくお願いしたい。