番組審議に先立ち、前回番組審議会後から今までのFMくらしきの行事説明を行った。その後、審議委員の皆さまから「モーニングくらしき」のご意見を伺った。
開催年月日 | 令和6年7月16日(水)10:00~12:00 |
開催場所 | 倉敷アイビースクエア |
ご意見1
非常に多彩な内容の番組。何かをしながら情報が聞こえてくる、そういう朝の番組らしい内容だと思う。個人的に今日の花言葉についての説明などがあり良かった。
ご意見2
朝の通勤時に聞いている番組。通勤時間が10分くらいなので、いつもは断片的に天気予報や交通情報を聞いているだけだが、全部聞いてみるとちょっとした小ばなしや「今日は何の日?」の話題を上手く倉敷に繋げていたり、今まで聞けていなかったのが少しもったいないという気にもなった。全体的には、生活に必要な天気・ニュース・交通情報が中心で、最後にリスナーからのメッセージという構成の番組。通勤時間帯に聞いているという人にとっては、繰り返し情報を流すという組み立てはマッチしていると思う。
ご意見3
浅野さんは耳心地の良い話口調と声で、非常に良いテンポだった。対象のリスナーというのが恐らく先ほども出た通勤中の人や、何かをしながらという事で、「ながら」という方が多いのかなという印象の中で、「心地良い」というのあキーワードかなと思っていて、その部分ではとても良かったなと思う。求めているという部分で言うと、やはり天気予報や交通情報、ニュースは必須で、そこを繰り返し放送しているという構成は素晴らしいと思う。通勤中の人が、今日の話題にできるようなトピックスみたいなもの、社外の人と会う時の話題提供のようなものがあると良いと思った。
ご意見4
前澤さんの声は、朝の番組としては非常に合っているという印象。音楽が2時間中8曲、比較的若い方寄りの音楽という事で、どういった方へ向けた選曲なのかという事を思った。前半1時間の中で、「5分間の名曲アワー」という、クラシックを流すコーナーがあったが個人的にはとても好みである。「今日の日めくり」は、今日がどういった日かというコーナーでこちらもとても良かった。8時台で交通情報が2回あったが、これは何か理由があるのだろうか?全体的な意見として、パーソナリティとして自分の意見や感想もきちんと述べられておられたし非常に聞きやすい番組だった。
ご意見5
前澤さんの声は、癒し系の声でとても聞きやすい。運転中に聞いていても話題が耳に残る。普通の情報でも、個性の光るエピソードを添えて話されるのでとても良い。情報より前澤さんのエピソードの方が残りやすいかも。話題としては、キャンプファイヤーや防災関係、アジサイや薄荷の日という事で、緩急織り交ぜての構成。音源をパソコンに入れて解析してみた結果、限られた時間中にありとあらゆる情報が満載に入っていて、あまりにも多くてびっくりした。
ご意見6
県域局と比べて地元の感覚というものがあって非常に良いなと思う一面、リスナーのターゲットを何処に絞っているのかな?という思いもある。また、この限られた時間の中で、時間の流れを考えながら情報を発信しているのだなと感じた。7時台の前半と8時台の後半は、やはりリスナーの事を考えて構成を変えているなと驚いている。きちんとニュースソース、出元をはっきりさせながら情報発信している。ローカルな情報の後に、いきなり都会的な音楽がかかる事があり、曲とのギャップが少しあるなと感じた。朝の番組なので、優しくしっとりとスタートするだけではなく、もう少しガンガンとパンチのある、目が覚めるような話題を取り上げても良いのかなという気もする。情報の伝えたい部分、力点をもっとはっきりして伝えられたら良いなと思う。
ご意見7
朝の番組として、ラジオテレビだいたい同じ構成だと感じている。ニュース、天気予報や交通情報みたいなものがおそらく3回くらい同じ情報を利用していて、狙いはだいたいわかっているのだが、個人的に朝のこの番組を2時間通して聞くのは少々厳しいと感じた。本当に個人的意見としてだけれども。番組全体の意見としては、朝の番組はこういう感じであるというような事が全て含まれている印象。単純に驚いたのは、取り締まり情報だ。こういった情報は以前は無かった。2時間の番組中に同じような情報を何度か利用しているので、やはり少し単調になってしまう部分は否めない。キャッチ―なエンタメのようなネタを1つでも組み込むと、とっつきやすいというか、少しインパクトがあるのかなと思う。
ご意見8
皆さんが色々なご意見を出されていて、自分も同じように思っている部分が多いようだ。浅野さんの水曜日を聞いていたのだが、とても安心感のある番組だなという印象。今の時代、様々な情報がネットに上がっていて信頼性が担保されている情報がなかなか無い中で、FMくらしきから流れてくる情報は非常に安心感があると感じた。これはローカルFMとして、非常に重要な事なのだろうと思うが、そういった部分を改めて実感している。また、自分のプライベートな部分を通して、この番組を照らし合わせてみると、子供と一緒に聞けるような番組だと良いなと感じた。なおかつ、もう一世代上の祖父や祖母とも一緒に、三世代で聞くことができる番組になっていったら良いなと思う。朝の7時から番組がスタートして、学校へ行くまでの時間に三世代で一緒に聞けて、その中で今この町で起こっていること、過去に起こっていたことなどを含め、自分の住んでいる町の事をもっと良く知れるような番組になっていけたら、より様々な世代のリスナーが増えるのではと感じた。
ご意見9
朝の番組という事で、あまりターゲットを絞らず何時から聞いてもだいたいニュースや天気予報、交通情報などの基本情報で構成されているという番組。2時間ずっと聞くという方は少ないのではと思っているので、いつ聞いても基本的な情報を知る事ができるという点では、好感が持てる番組と言える。弊社の山陽新聞ニュースも、子供の声のジングルが入っていて非常に心地よいなと感じたが、ロ^カルの話題でもっと良い話題が提供できたら良かったと私自身は少し反省してしまった。番組の最後にメールを紹介するコーナーがあり、パーソナリティの方も楽しそうに頂いたメールを読んでいるし、内容自体も非常に面白かったのだが、番組終了までの時間が限られているので、出来るだけ多くメールを紹介しようとしていたのだと理解できたが、結構早口になっていて少々詰め込んだ感があったので、もう少し尺が取れれば良かったのではと感じた。また、当日締め切りの情報は割愛して、他の情報を伝えた方が良かったのでは。全体的には、非常に聞きやすく朝の番組として成立していると思っている。
局の見解
8時台に2回流れる交通情報についてですが、夕方の番組5時台に2回、6時台に1回流すというタイミングで、状況をみて2回入れるという事にしている。通勤ラッシュ、車の流れが多くなる時間というのを考慮して多めに入れている。日本道路交通情報センターに依頼をして正確な情報をその都度お知らせしている。選曲については、毎回ご意見いただくのですが、弊社はパーソナリティに選曲をお願いしているため、FMくらしきのメインリスナー層に出来るだけ合わせて欲しいと依頼している。制作部としてのアドバイスをするならば、前後の話題とあまりかけ離れたイメージのものは選ばない方が良いので、そこは気を付けて欲しいとお願いはしている。ターゲット層として考えているのは、30歳以上で倉敷という町に興味のある方、町づくりや町で何が起きているかという事に興味がある方に向けて放送している。実際そういった方々が聞いてくださっている。もちろん東京からのネット番組も流しているので、20代の方も聞いてくださっている。以前取ったデータではまんべんなく各世代聞いてくださっていると出ていた。また、たまには目が覚めるような話題があればという事でしたが、すごく良い誉め言葉で、「可もなく不可もなく」というのが、朝の番組なのではないかと思っているので、誰が聞いても安心して聞いていただける番組をこれからも目指していきたい。また、FMくらしきがラジオ放送局としての信頼感のある情報を出しているという事を、皆さんからお聞きできた事が一番ありがたく、一番大事な事なので嬉しく思った。
局の見解
FMくらしきがラジオ放送局として信頼感のある情報を出しているという事を、皆さんから伺えた事がありがたかった。やはり先輩パーソナリティのように、地域に出て情報を拾ってその情報を出していくという言葉と、まだ浅野さんはキャリアが浅いので、言葉自体の地域とのつながりのようなものが少し薄いのではと思っていて、それは聞いたらすぐわかってしまう。そういう事が無いように、どのように教育していくかが大切になってくるのではないかと、今回改めて感じたところだ。いろんな意味で、自身のまちづくりの勉強になったと感じる今回の番組審議会だった。