第112回番組審議会

前回の番組審議会から今までのFMくらしきの行事説明を行った。その後、審議委員の皆さまから弊社のさまざまな番組へのご意見や感想、助言をいただいた。

開催年月日 令和6年2月7日(水)16:00~18:00
開催場所 The 華紋

ご意見1

審議会の委員になってから、今まで聞いていたFMくらしきの番組以外の番組も聞くようになった。ローカルだなという印象は、良い意味で今でも変わらない。流れてくるCMまどから聞こえてくるパーソナリティの声などに、この2年間でとても親近感がわいた。ラジオならではの距離感を感じている。ローカルさはこれからも変わらないで欲しいが、新規のリスナーも入りやすく工夫して欲しい。若い世代をいかにして獲得して、次の世代へ繋げていくのかという課題は神社とも共通していると思う。様々な立場の方が集まるこの審議会は、個人的に勉強になる事がとても多かった。

ご意見2

委員に加わった2年前から、今でもあまりラジオを頻繁に聞く事はない。以前よりは聞くようになったが、ライフスタイルの中にラジオが入り込んでいない。1つ1つの番組は良く練られており面白く優れているが、様々なコンテンツの中で選ばれているかという事が大事なのではと思う。どうしたらこのコンテンツが選ばれるのかという事を考えないと番組が素晴らしくても発展性がないような気がする。どのようにしたら、多くの人が生活の中にラジオを取り込むのかという事自体を考える必要がありそうだ。コミュニティFMというのは、災害の時に非常に力を発揮するもの。これだけ毎年災害がある中で、コミュニティFMは消えてなくなってはいけないと思っている。非常時にようやくその価値に気付くという事にならないと良い。音声メディアの可能性はまだまだあると思っている。

ご意見3

FMとは絡む事が多いし、倉敷市も番組を持っているので意識的にチャンスがある時は聞くようにしている。市の立場から言うと、市の番組もあるが、ワイド番組などで急な季節柄のお知らせなどを対応していただいたりして広報に関しては積極的に協力いただいた。また、市が制作した携帯アプリがあり、そちらにFMの番組の告知もしているので、多少なりとも後押しが出来ているのかなと思っている。番組の「集まれ小学生」は、SNSなどでまめに情報を発信しているので、聞き手を増やすような努力をしているのだなと感じる。また、アプリでもラジオを聴けるようになっているので、スマートフォンでもラジオを聞くという習慣が出来るようになれば先の展開もあると思う。

ご意見4

番組の中身や方向性としては、地域に根差したFM局としてずっとブレずに続けておられて、これからもFMくらしきらしさというのを発揮していっていただきたい。それを踏まえて、聞いてもらわなければならないという話は確かに大事だと思う。小学生が出演している「あつまれ小学生!」のような番組は、そもそもラジオに接点が無いような人が接点をもつキッカケになるのでとても良い。市民制作番組など、新たに番組を始めようという人との接点などは?自分の番組を作ることができるかもしれないという事を知らない人の方が多いという意味で、何かアプローチできたら良いなと思う。

ご意見5

コミュニティFMとコミュニティという事について考えるために審議会に参加したのだが、倉敷または広域の倉敷、または総社など、ラジオが届いているところを含めて、FMくらしきという「メディア」なのか、中に登場する人なのか、営業のようなものも含めて色々動いているが、コミュニティにとってどのように作用しているか。あるいは、コミュニティを結びなおすようなきっかけになりうる可能性があるかどうかという事を考えていただきたいし、審議会に参加している皆さまはぜひ考えていただけたらと思う。「声」はコミュニティと馴染みが良いという事もあるので、顔と顔が見える繋がり、短期的に言うともっと街に出て行けたら良いなと感じる。小さな点を街中に作っていくという事と、それが顔が見える関係とどのようにダイナミックに結びついていくのかという事が、アクションの1つになれば良い。番組のアーカイブ機能はぜひやっていただきたい。

ご意見6

最初の会議の際、「小学生にもっと出演してもらえるような番組があれば」と話した記憶があり、それが「あつまれ小学生!」に繋がったのかはわからないが、この番組は聞かせていただいている。タイムリーには聞けないので、それこそアーカイブで聞いている。関わっているPTA連合会のメンバーにも勧めた。ラジオという事で、映像や画像がなく、子供たちの言っている事や言葉だけできちんと伝わっているというのがとても勉強になった。提案だが、言葉だけで伝えるプロというのは、やはりラジオのパーソナリティの方だと思っていて、「言葉だけで伝えるプロという立場の講師」として、少し学校に入ってみるという事が出来たら良いなと思う。子供たちに体験や学習をしてもらい、そこから言葉を使う仕事のカッコよさを伝えられたら良いなと感じた。

ご意見7

実はFMくらしきは開局前から関係があり、最初に取材にお邪魔した記憶があるので、この番組審議会に参加させていただいてとても感慨深い。自宅のエリアや岡山本社でもFMくらしきは聞けるので、びっくりした。最近、家族がラジオを聴くようになり、今まで口にしなかった世界情勢の話などもするようになり個人的には良かったと思う。弊社の新聞に載っていた記事を伝えて下さるコーナーがあり、我々がもう少し地域課題や問題などを取り上げて掲載し、それを伝えてもらえると、地域の動きや課題も見えて更に良い相乗効果が生まれるのでは。イベントばかりではなく、少し深く掘り下げて記事を掲載できたらと思う。FMくらしきと長くお付き合いさせていただいて、非常に少人数でコンパクトな会社で素晴らしい番組を作っている会社だと感じている。社員の頑張りでもっている会社と思うので、経営陣は社員の頑張りに甘えないようにしていただければと思う。

局の見解

アーカイブは全部ではないが残しているものもあるし、YouTubeで聞けるようにしているものもある。また、アーカイブは残すべきとも思う。ただ、他局のアナウンサー曰く「今の状況でアーカイブを残す事になると、誰かがただ汗をかいてやっているだけ」。確かにそこにお金はつかない。エキストラの努力でやるという事でギリギリ保たれている部分ではある。それを上手く日常業務に入れてお金もまわるようにするという事を、弊社も他社もやろうとしている。弊社も放送後のアーカイブを残す事がきちんと出来て、例えばゲスト出演して下さった方の友達等がいつでも聞ける環境が整えられれば、トータル的にリスナーの絶対数は増えていくと考えられる。そこになかなか入りが伴わないというところが難しい部分である。

局の見解

色々とご意見をいただきとても刺激になった。今までの委員の方々もそうだが今回の委員の方々も素晴らしく、本当に色々な意見を下さってありがたい。ラジオを聴かれる努力という事を日々弊社もしているつもりだが、まだ足りないのだろう。有名な人気番組が雑誌を出したりライブを行ったりしている。やはり、番組をラジオを聴いてもらうため、ただそれだけのため。本を読んだ人がライブを観た人にラジオを聴いてもらうためだけに行っている事。とても有名な番組でもそういう努力をしているという事が自身の胸にあって、個人でもできる事、会社で出来る事をこれからもやっていき、FMくらしきを聞いてもらえるよう努力を重ねていきたいと思っている。

局の見解

毎回、期の最後の会はとてもありがち意見をいただく率が高いのだが、今回はラジオの存在価値ということと、それをどうやってサスティナビリティで私どものような弱小な会社が続けていけるかどうかという事がメインだったと思う。メディアの役割をいつも交通機関に例えるのだが、国際放送はジェット機、いわゆるキー局は新幹線、地方の放送局はバスで以前はそこまでしか無かったが、令和4年に規制緩和によりコミュニティ放送局が出来た。それが出来て初めて自転車に乗れるようになり、徒歩であちこちいけるようになった。人生の目的地はジェット機や新幹線、バスだけでは行けない。流域のすみずみまで行こうとすれば、やはり自転車か徒歩になる。そういう役割感があるので、コミュニティFMはそういう意味で地域のいろんなどぶ板の上を歩いていくような、そういう放送局でありたいし、FMくらしきの基本的なコンセプトとなっている。そこから、約30年間FMくらしきとして保てていて正直ホッとしている。いつも言っているが、情報は地域を潤すまたは育てる栄養素みたいなもの。だからコミュニティFMはコミュニティの範囲を潤す、次の世代に渡っていって上手くやっていけるような、そういう情報を伝えないといけない。本当に地域に役立つものを作ろうという事でやっているので、あまり最初からビジネスとして考えていたわけではない。今まで何とかFMをやってこられたのは、歴代の番組審議会の方々のお陰と思っているので、今日の意見もしっかり受け止めスタッフ一同頑張っていきたいと思う。